※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 407 号  2024 年 2月   15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」    356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」    376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」    394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→ https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol . 14 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ 第三章 子どもが言い訳しなくなっていく ─         《 2 》 子どもの気持ちを受容するってどういうことだろう           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++    ☆★☆ 1 「子どもの気持ちを受容すると、わがままになってしまうのではないでしょうか」 ☆★☆  このようなお母さんとの対話からは、子どもの言い訳は生まれてこないことでしょう。  ある講演会の会場でのことです。  一人のお母さんから、 「子どもの気持ちを受けとめることは、子どもを甘やかすことになるのではないでしょうか」  という質問を受けました。  そのお母さんは、 「子どもの言い訳をすべて許すのは、甘やかしではないでしょうか。  甘やかすことで、子どもはわがままになってしまうのではないでしょうか」と、  心配そうに言葉を続けました。  子どもの気持ちを受容することの大切さが、最近、よく言われるようになりました。  けれども“受容する”ということがどのようなことなのか、意外と突きつめられてないように思います。  特に、甘やかしと受容とは、混同されがちです。  先ほどのお母さんのような質問は、決して珍しくありません。  子育てに関する他の講演会や講座などでも、決まって同じような質問を受けます。  ☆★☆ 2 甘やかしの三つの型 ☆★☆  確かに、一見するだけでは、この二つは似ているように見えます。  けれども、甘やかしと受容とは、全く違うものなのです。  まず、甘やかしについて、少し詳しく考えてみましょう。  甘やかしには、三つの型があります。 〈1〉 代行型  甘やかしの代表的な型は、代行型です。  この型のお母さんは、子どもの欲求中心に行動します。  子どもの欲求するものを何でもかなえようとします。  あたかも、子どもが主人で、お母さんがその召使いのような関係だと言ってもよいでしょう。  しかし、お母さんが子どもに代わって何でもやってしまうと、  子どもは、自分でできることでもお母さんにやってもらおうとするようになります。  そういうふうに育てられた子どもは、困難にぶつかると、お母さんに責任を転嫁するようになります。 〈2〉 指示型  第二の型は、指示型です。  代行型のお母さんが、子どもの欲求中心に行動するのに対して、  この型のお母さんは、自分中心に行動します。  子どもを自分の欲求に従わせようとします。  あたかも、お母さんが主人で子どもが召使いのような関係だと言ってもよいでしょう。  しかし、お母さんが子どもを自分の思い通りにしようとすると、  子どもは恐れて服従するか、あるいは、反発します。  そういうふうに育てられた子どもは、  やはり、困難にぶつかると、お母さんに責任を転嫁するようになります。 〈3〉 放任型    第三の型は、放任型です。  代行型や指示型のお母さんがともかく子どもに関心を持っているのに対して、  放任型のお母さんは、子どもに対してあまり関心を持っていないと言ってもよいでしょう。  言いかえれば、ほかの何か(仕事や趣味など)に関心を奪われているため、  子どもへの関心が失われ、その結果、子どもをほったらかしにすることになります。  お母さんが子どもに関心を注がなくなると、  子どもの気持ちは不安定になり、一貫した行動がとれなくなります。  自分の行動の結果に対する責任を自ら負うことがむずかしくなります。  ふつう、甘やかしという言葉から想像するのは、代行型のお母さんの関わり方だと思います。  けれども、ここに挙げたいずれの型の関わり方も、子どもの自主性を阻む、という点で共通しています。  子どもの欲することをお母さんが代行することも、  お母さんが欲することを子どもに指示することも、  また、お母さんが子どもに無関心になり、放任することも、  子どもが自主的に行動し、その行動の結果に対して自分が責任を負うことをむずかしくします。  そういう意味では、いずれも甘やかしだと言うことができるのです。  ☆★☆ 3 四番目の関わり方 ☆★☆  では、子どもの気持ちを受容する、というのは、どういうことなのでしょうか。  甘やかしとの違いを明らかにするため、  ひとつの例を用いて、そのあり方を示したいと思います。  一人の小学生の子どもの母親が、デパートの売り場を歩いていたとします。  子どもがオモチャ売り場で、オモチャをねだり始めました。  代行型のお母さんは、  「はいはい。どれがほしいの?」と、子どもがほしがるものをすぐに買い与えます。  指示型のお母さんは、  「そんなくだらないものは買いません。   買うのだったら、学校の勉強に役立つ本でも買いなさい」と、自分が選んだ本を子どもに押しつけます。  放任型のお母さんは、  自分の買い物のことで頭がいっぱいで、  「うるさいわね。今日は買わなくてはいけないものがいっぱいあるのよ」と子どもの言葉を無視します。  それに対して、受容型のお母さんは、まず、  「そう、それがほしいの。面白そうだものね」と子どもの気持ちを汲んだ言葉をかけます。  そのうえで、そのときの状況に合わせて、自分の意見を伝えていきます。  たとえば、  「でもね、この間、おもちゃはお誕生日とクリスマスに買うって約束したわよね。   これを買ってしまったら、約束を破ることになるけれど、どうする?」というようにです。  ☆★☆ 4 子どもの自主性を育てる関わり方 ☆★☆  受容型のお母さんは、子どもの欲求を、そのまま許すわけではありません。  かといって、お母さん自身の欲求を、押しつけるわけでもありません。  受容型のお母さんは、子どもの欲求を汲みとっている、ということを知らせたうえで、  お母さん自身の意見を述べて、子どもに考えさせる機会を与えます。  お母さんと子どもが対話しながら、よりよい解決策を創り出していくのです。  このような関わりを繰り返すことで、  子どもの内に、自分で何かを考え、実行しようという意欲が生まれてきます。  私は、これこそが、子どもの自主性を育てる関わり方だと考えています。  子どもの自主性が育つと、子どもはさまざまな問題に自ら取り組み、自信をつけていきます。  そうなることで、言い訳する必要がなくなってしまうのです。  ☆★☆ 5 お母さんの感情は子どもに伝わる ☆★☆  ただ、この受容型の関わりには、ある種のむずかしさがあります。  それは、子どもの気持ちをちゃんと汲みとって、  自分の意見をキチンと伝えることができるためには、  お母さん自身の気持ちが落ち着いていなければならない、ということです。  もし、お母さん自身の中に、たとえば早く買い物をすませたい、というような焦りや、  いつまでもオモチャに執着しないでほしいという不満や、  自分がしつけのできない親だと思われはしないかという不安など、  心に波立ちが生まれたとしたら、どうでしょうか。  お母さんは、子どもの気持ちに共感することはできないのではないでしょうか。  お母さんの焦りや不満や不安は、ことばに表さなくても、  その表情や微妙なことばの言い回しによって、確実に子どもに伝わります。  いくら、「そう、よくわかるわ」とお母さんが言ったとしても、  子どもは、<お母さんは、私の気持ちを、本当にはわかってくれていない>と感じます。  いくらことばで  「お母さんは、こう思うのだけれど、どうかしら。あなた自身で考えてごらんなさい」と言ったとしても、  子どもは<そんなこと言ったって、どうせ言われた通りにしなければ、しかられるんでしょう?>と感じます。  ☆★☆ 6 自分の気持ちをそのまま受けとめる ☆★☆  それでは、どうすればよいのでしょうか。  受容型の関わりができるようになるには、  まず、お母さん自身が、自分の感情や欲求から距離をとれるようになることが必要です。  自分の中の感情や欲求を無理に抑えるのではなく、  まずは、その感情や欲求をそのままに、自分自身で受けとめてみましょう。  <ああ、また、焦っているな。   家で留守番をしている夫のことが気にかかって、早く帰りたいと思っているんだな>  <またイライラしているな。   同じクラスのA君と比べて、この子が幼いことが気になっているんだな>というようにです。  自分自身の気持ちに気づくと、ゆとりが生まれます。  この心のゆとりがあってはじめて、子どもの気持ちを受けとめることが可能になるのです。                             つづく・・・   ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  立春を過ぎ、  空の色の変化とともに  風の冷たさは残るものの  陽射しは、明るく眩しくなっていきます。  緩んだ空気を感じ、芽吹きの時を迎えています。  木々の花が咲き始め、春の訪れが待たれます。  感染症に気をつけつつ  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり  深呼吸してみましょう。  自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止はこちら ⇒ https://www.mag2.com/m/0000231376.html?l=got179cddb ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 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