セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 290 号 2019年 4月 1日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?

これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。

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連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜「自分の心に出会える本」
 23号〜「自己形成学の創造」
 32号〜「セルフ・カウンセリングの方法」
 62号〜「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」
136号〜「大人の自己発見・子どもの再発見」
176号〜「自分を見つける心理分析」
286号〜 新連載「避けられない苦手な人とつきあう方法」

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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。

そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう その人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探究の方法が基礎になっています。


☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆


セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。

家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。

テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。

もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。

自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。

まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。

して、相手の気持ちがわかります。

そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。

人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。

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「避けられない苦手な人とつきあう法」
渡辺康麿著  より抜粋
( vol . 5 )
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― 第一章 ―
苦手意識の心理学
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☆★☆どういうときに、人に対して苦手意識が強くなるのか? ☆★☆


S:嫌いな人、というのは、かかわりたくない人で、
苦手な人、というのは、かかわろうとしても、うまくいかない人なのですね。

渡辺:そうですね。
「好きな人」というのは、全面的に好きで、
「嫌いな人」というのは、全面的に嫌い、と言ってよいでしょう。
けれども、「苦手な人」というのは、何らかの意味で、その人の存在価値を認めてはいるのだけれど、 自分がその人とうまくコミュニケーションがとれなくて悩むのですね。
苦手な人との関係では、自分の接し方が問題になっているのです。
相手とコミュニケーションがとれないときに、その人を苦手に感じるのですから。

S:そういえば、苦手な人に対しては、いつも、自意識過剰になってしまいます。

渡辺:どう言えばいいのか、どうすればいいのかと考えすぎて、ギクシャクしてしまうのでしょうね。

S:本当に。
単に嫌いな相手で、どう思われてもいいと思っている相手なら、 言いたいことを言ってしまえばいいわけなんですけれど・・・。
苦手な相手からは、嫌われたくない、という思いがあるので、自意識過剰になってしまうんですね。

渡辺:何とか意思疎通を図りたいのに、話がかみ合わなかったり、すれ違ったりしてしまうのですね。
自分の思いが全く伝わらない、というのは、なかなか、つらいですよね。

S:つき合いにくい、ということだけでなく、その人とかかわったあとは、何だか後味が悪くて。
わけもなく落ちこむんです。

渡辺:どうして、後あとまで憂鬱になるのだと思いますか?

S:えっ。
どうしてなのでしょうか?

渡辺:その人にうまくかかわれない自分を、自分自身で攻める気持ちが、かくれているのではないでしょうか。

S:そのとおりだと思います!
どうしたらいいかなと、いろいろ悩むんですよ。
そして、こうしてみようとやってみたけれど、やっぱりダメだったりすると、不安になるのではないでしょうか。

渡辺:人に対する苦手意識というものの正体が、今、少し見えてきたのではないでしょうか。
苦手な人にかかわると、自分で自分をこれでよいのだ、と思えなくなって、
こんな自分では、ダメなんじゃないかって落ちつかなくなるのですね。
「苦手な人」とは、自信を失わせる人と言ってもいいかもしれませんね。


つづく・・・


次回は「生理的に苦手な相手というのは、ありえるか?」をお送りいたします。

どうぞ、お楽しみに!


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