セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 288 号 2019年 3月 1日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?

これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。

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連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜「自分の心に出会える本」
 23号〜「自己形成学の創造」
 32号〜「セルフ・カウンセリングの方法」
 62号〜「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」
136号〜「大人の自己発見・子どもの再発見」
176号〜「自分を見つける心理分析」
286号〜 新連載「避けられない苦手な人とつきあう方法」

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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。

そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう その人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探究の方法が基礎になっています。


☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。

家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。

テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。

もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。

自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。

まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。

して、相手の気持ちがわかります。

そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。

人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。

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「避けられない苦手な人とつきあう法」
渡辺康麿著  より抜粋
( vol . 3 )
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― 第一章 ―
苦手意識の心理学
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☆★☆苦手な人と嫌いな人とでは、どう違うのか? ☆★☆

S:自分にとって、苦手な人もいれば、嫌いな人もいますよね。
でも、苦手な人と嫌いな人とでは、ちょっとタイプが、ちがうように思うのですけれど・・・。
うまく言葉で説明できないのですけれど・・・。
苦手な人と、嫌いな人とでは、どこが違うのでしょうか。

渡辺:そうですね。
「好きな人」とか、「嫌いな人」とかいうのは、とても主観的な表現です。
私たちが、ある人を「好き」とか「嫌い」とか言う場合には、 ただ感情的に反応しているだけだ、と言ってよいでしょう。
「なぜ、好きなの」とか「なぜ、嫌いなの」とか、聞かれても困るんですね。
好きだから、好き、嫌いだから、嫌いと、と言うよりほかはないんですね。
いずれにせよ、自分の感情が先立っているのではないでしょうか。
しかも、その自分の感情的反応を、絶対化している、と言ってよいでしょう。

S:たしかに、そんな感じです。
誰かのことを、嫌いだ、嫌いだ、と思ったり、言ったりしているときには、 そう思う自分のことは、完全にタナ上げにしています。
自分が相手を嫌うのは、当然だ、と思い込んでいるみたいです。

渡辺:そうなのですね。
また、英語の表現にヒントを求めると、好きは、Likeness/Fondness、 嫌いは、Dislike/Distasteのほかに、Prejudice(偏見)やHate(憎悪)もあるのです。
人に、いやな印象を抱いたり、嫌いだと思うのは、自分の偏見の目で相手を見ているのかもしれませんね。
これに比べて、あの人が苦手だな、という意識には、多少なりとも、 自分についての意識が含まれています。
その自己意識の背後には、少なくとも、自分から相手にかかわろう、とする姿勢が見られます。

S:えぇ、そうなんですね。
苦手な人に対しては、理屈抜きで「好き」とか「嫌い」とか割り切ってしまうことができない何かがあるみたいです・・・。
苦手なのに、切り捨てられない何かがあるんです。
それが何かは、よく分からないのですけれど・・・。
たとえば、心のどこかでは、尊敬している部分もあったりするんです。

渡辺:よいところに気づかれました。
嫌いな人とは、私たちは、そもそも、かかわることを望まないのに対して、
苦手な人とは、かかわることを望んでいるのですね。
苦手な人を、わたしたちは、必ずしも、感情的に嫌っているわけではないのです。
その人のことを、認めているのです。

それなのに、自分が、うまくかかわれない人、それが苦手な人になるのです。



つづく・・・



次回は「どういう人が、苦手な人になりやすいか?」をお送りいたします。

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