セルフ・カウンセリング 自分の心に出会えるメルマガ |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ セルフ・カウンセリング ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪ ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第 135 号 2012年 10月 15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ みなさん、こんにちは。 「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。 みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか? これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。 私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。 楽しくお読みいただけたら幸いです。
連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。 1号〜 「自分の心に出会える本」より 23号〜 「自己形成学の創造」より 32号〜 「セルフ・カウンセリングの方法」より 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より
********************************* 人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。 そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。 自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。 セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。 ☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆ セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。 家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。 テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。 もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。 専門知識も必要ありません。 自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。 まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。 その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。 そして、相手の気持ちがわかります。 そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。 人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。 ***************************** 「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」 渡辺康麿著 より抜粋 (vol . 74) 子どもたちのSOS ー いじめ ー □むすび”自分づくり”への新しい一歩□ ― 自己形成史分析のめざすもの ― ☆★☆ おわりに ☆★☆ その2 ドイツでの留学を終えて日本に帰ってくる時に、私は、日本人の宗教、 つまり、日本人が本当に信じているものを、今度こそ、しっかりと突きとめてみようと思いました。 そして、まず手はじめに、私は日本の諺を調べてみました。 諺のうちに、普通の日本人の意識が集約して表れていると思ったからです。 調べてみると、日本の諺には、“まわりに合わせて生きろ”と教えている諺が、圧倒的に多いということに気づきました。 「長いものに巻かれよ」とか、「寄らば大樹の陰」とか、「出る杭は打たれる」とか、 「泣く子と地頭には勝てぬ」とか、「勝てば官軍」とか、例をあげればきりがありません。 要するに、どの諺も大勢に順応することをすすめているのです。 その反対に、“自分の信じるところを貫いて生きよ”と教えているような諺は、全くと言ってよいほど、見あたらないのです。 そんな時です。 ビート・たけしの言葉に出会ったのは・・・。 その言葉を耳にした時、私はこれこそ、日本人の生き方の的を突いている言葉だと思いました。 それは、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という有名な言葉でした。 日本人が信じているのは、この“みんな”なのではないでしょうか。 この“みんな”を“世間”と言いかえることもできるでしょう。 戦前、日本人は「世間様に後ろ指をさされないように・・・」とか、「世間の物笑いにならにように・・・」とか言って、子どもをしつけました。 この“世間”という言葉を、もう少しきちんと言い表すならば、「人々の評価」と言いかえることができるでしょう。 私たち日本人は、いつの時代でも、人々の評価をモノサシとして、生きてきたのではないでしょうか。 リクルート事件という政治汚職が数年前に起こりました。 その時、政治家のうち誰一人として、自分の行為が社会正義に反しているからと言って、みずから責任をとって辞める人はいませんでした。 ただ、世の中の人々からさらにマイナス評価を受けないようになるために、やむなく辞めたのです。 だから、自分が人々から評価されたと思えば、簡単に復職したり、復党したりすることができるのではないでしょうか。 私たち日本人は、子どもの頃には、家庭では、親のモノサシをそのまま無自覚的に取り入れて行動します。 学校に行けば、先生や友だちのモノサシを無自覚的に取り入れて行動します。 そして会社に入れば、上司や同僚のモノサシを無自覚的に取り入れて行動します。 私たちは、まわりの人たちから取り入れたモノサシによって、知らず知らずのうちに支配されてしまっていると言ってよいでしょう。 私は、日本人が、どうしたら二十一世紀の国際社会において 真に貢献できるようになるのかということを、私なりに考えぬきました。 そうなるためには、まず、私たち日本人の一人ひとりが、自分自身の自己形成をふりかえり、自分を無自覚的に支配しているモノサシをしっかりと自覚し、そのうえで、 真に普遍的で究極的な価値基準を確立し、それに従って生きぬくことが必要だという結論に到達しました。 そうしてはじめて、私たちは、集団に埋没したり、歴史に押し流されたりするのではなく、 社会と歴史に対して、真に責任をとって生きることが可能になるからです。 つづく・・・ 次回は「大人の自己発見・子どもの再発見」をお送りいたします。 どうぞ、お楽しみに! ********************************** 【閉じる】 |
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