セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 102 号 2011年 6月 1日
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みなさん、こんにちは。
「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。
みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。
私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。
楽しくお読みいただけたら幸いです。


連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
  1号〜    「自分の心に出会える本」より
 23号〜    「自己形成学の創造」より
 32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」より
 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より



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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。


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「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」

渡辺康麿著 より抜粋

(vol . 41)


子どもたちのSOS
ー 不登校 ー


□なお残る問題□

子どもが「自分のことは自分でするほかない」という自覚に立って、甘えを捨て、「自分は自分であるほかはない」という自覚に立って、 見えを捨て、留年を覚悟で学校へ再び戻って行っても、なお一つ、心構えだけでは解決できない現実的な問題が残ります。
それは学力差の問題です。
ほかの子どもが学校で勉強している間、登校拒否をしていた子どもは、家で勉強しているわけではありません。
したがって、両者の間に学力の上で開きが出てきてしまうのです。
この差を詰めることは、小学生の間であればそんなにむずかしいことではありませんが、中学生や高校生になると、決して容易ではありません。
一般的に見て、学年が上になるほどそのむずかしさは増してきます。
この学力差を埋めるためには、特別に家庭教師につくとか、補習塾へ行くとかいうのも一案でしょう。
しかし、その方法にも限界があります。
というのは、今まで学校へ行けなくてブランクだった子どもが、そのブランクを埋めるための勉強をしている間にも、 ほかの子どもは高校や大学の受験のために、いっそう勉強に励み、さらに先に進んでゆくからです。
もし、学校での授業が全くわからなくなり、ついてゆけなくなったとすると、その学校へ行く意味がなくなってしまいます。
その時には、学力水準のより低い学校に転校するとか、夜間部に転部するとか、 場合によっては、通信教育や独学で大学受験資格をとるなどということも、考えなくてはならなくなります。
このことは、親にとっても、子どもが、いわゆるよい高校、よい大学、よい会社というレールからはずれることを意味します。
このことを親が喜んで受け容れることができるためには、親自身が世間的な人生の見方を変えなくてはなりません。
それは、みんな(?)がネウチがあるとみなしているものが得られれば幸せで、得られなければ不幸せなのだという常識的な考え方を変えるということです。
これを機会(チャンス)として、親自身が、子どもにとって本当によいことは何なのか、 本当に幸せなこととは何なのかという問いを、あらたに深く問いなおし、そして、新しい答えを見い出されることを、私としては願わずにはいられません。

つづく・・・

次回は「いじめ」をお送りいたします。
どうぞ、お楽しみに!

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