セルフ・カウンセリング 自分の心に出会えるメルマガ |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ セルフ・カウンセリング ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪ ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第 80 号 2010年 7月 1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ みなさん、こんにちは。 「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。 みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか? これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。 私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。 楽しくお読みいただけたら幸いです。
連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。 1号〜 「自分の心に出会える本」より 23号〜 「自己形成学の創造」より 32号〜 「セルフ・カウンセリングの方法」より 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より
********************************* 人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。 そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。 自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。 セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。 ☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆ セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。 家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。 テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。 もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。 専門知識も必要ありません。 自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。 まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。 その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。 そして、相手の気持ちがわかります。 そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。 人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。 ***************************** 「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」 渡辺康麿著 より抜粋 (vol . 19 ) 他人のモノサシ、 自分のモノサシ ー “自分らしさブーム”を考える ー □自分のネウチと他人のネウチ□ (1)自然的自己評価の問題 まずはじめに、自然的自己評価を取りあげてみましょう。 自然的自己評価というのは、さまざまな自然的条件に基づいて自分のネウチをとらえるということでした。 ここに、ある夫婦がいたとしましょう。 この夫が、自分が男であるということで、自分のネウチを妻よりも高く評価していたとします。 そうすると、その夫は、妻が女であるということで、妻のネウチを自分より低く評価するということになるでしょう。 当然のなりゆきです。 ここに、ある兄弟がいたとしましょう。 この兄が、自分が年上であるということで、自分のネウチを弟より高く評価していたとします。 そうすると、その兄は、弟が年下であるということで、弟のネウチを自分よりも低く評価するということになります。 これも、当然のことです。 こういう評価の仕方は、ひと昔前には、決してめずらしくはありませんでした。 ほかの、どんな自然的な条件に基づいた自分のネウチのとらえ方であっても、同じようなことが言えるでしょう。 (2)社会的自己評価の問題 次に、社会的自己評価を取りあげてみましょう。 社会的自己評価というのは、さまざまな社会的条件に基づいて自分のネウチをとらえることでした。 たとえば、お金があるということで自分のネウチを認めている人は、お金のない人のネウチは認めないということになるでしょう。 また、地位があるということで自分のネウチを認めている人は、地位のない人のネウチは認めないということになるでしょう。 こういうことは、今の日本ではよくあることです。 このほかの、どんな社会的条件に基づく自分のとらえ方であっても、やはり同じことが言えるでしょう。 (3)文化的自己評価の問題 終りに、文化的自己評価を取りあげましょう。 文化的自己評価というのは、文化的条件に基づいて自分のネウチをとらえることでした。 ある政党の党員だということに自分のネウチを認めている人は、党員でない人のネウチはあまり認めないということになるでしょうし、 ある宗教の信者であるということで自分のネウチを認めている人は、信者でない人のネウチはあまり認めないということになるでしょう。 今でも宗教戦争がなくなっていないところを見ると、こういうことも現実に起こっていると言ってよいでしょう。 つづく・・・ 次回は「自分のネウチを無条件に認める」をお送りいたします。 どうぞ、お楽しみに! ********************************** 【閉じる】 |
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