セルフ・カウンセリング 自分の心に出会えるメルマガ |
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ セルフ・カウンセリング ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪ ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 第 77 号 2010年 5月 15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ みなさん、こんにちは。 「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。 みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか? これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。 私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。 楽しくお読みいただけたら幸いです。
連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。 1号〜 「自分の心に出会える本」より 23号〜 「自己形成学の創造」より 32号〜 「セルフ・カウンセリングの方法」より 62号〜 新連載「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」より
********************************* 人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。 そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。 自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。 セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。 ☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆ セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。 家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。 テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。 もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。 専門知識も必要ありません。 自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。 まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。 その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。 そして、相手の気持ちがわかります。 そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。 人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。 ***************************** 「自分って何だろう 〜現代日本人の自己形成〜」 渡辺康麿著 より抜粋 (vol . 16 ) 他人のモノサシ、 自分のモノサシ ー “自分らしさブーム”を考える ー □さまざまな自己評価□〈その2〉 前号からの続きですので、 バックナンバー76号からお読みいただくとわかりやすくなっています。 それでは、私たちは、どんな自覚を持っているのでしょうか。 言いかえると、私たちは、自分自身の存在価値をどのような仕方でとらえているのでしょうか。 一言で言うと、私たちは、どのように自己評価しているのでしょうか。 (2)社会的条件に基づく評価 初対面の時、私たちは、自分のことを「私は日本人です」とか「私は男です」とか「私は大人です」とか言ったりはしません。 そういうことは、外見をひと目見れば、だいたい見当がつくからです。 初対面の時、私たち日本人は、名刺を交換します。 名刺には私たちが所属する集団の名称と、その集団内の位置が記されています。 たとえば、何々会社というようにです。 あるいは、何々省の何々係長というようにです。 名刺を持っていない時は、「何々会社の誰々です」とか「何々省の誰々です」とかいうように自己紹介します。 日本ではふつう、勤務先の名称を言う人が多いようです。 勤務先の名称ではなく、職業名を言う人もいます。 たとえば「先生です」とか「医者です」とか言うようにです。 単に職業を言うのではなくて、自分が何をしているかをきちんと言う人もいます。 たとえば、「小学校で、子どもたちを教えています」とか「病院で患者さんの治療をしています」とか言うようにです。 しかし、このように言う人たちは、日本では少ないと言ってよいでしょう。 私たちが有名な会社に勤めていたり、その中で重い役を果たしていたりすると、私たちは、ふつうはプラスの自己評価をします。 その反対に、名のない会社に勤めていたり、その中で低い位についていたり軽い役をしていたりすると、 ふつう、私たちはマイナスの自己評価をします。 家庭で家事や育児をしている女性が、初対面の時に名刺を交換するということは、日本ではほとんどないと言ってよいでしょう。 たいていは、「私は、主婦です」とか「私は二人の子の母親です」とか言って自己紹介します。 時々、「誰々の母です」とか「誰々の妻です」とか言って自己紹介することもあります。 家事や子育てに価値をおいている女性は、はっきりと「主婦です」とか「母です」とか言って自己紹介するでしょう。 そういう場合、その女性は、主婦であることや母親であることにプラスの自己評価を持っていると言ってよいでしょう。 しかし、反対に、家事や育児に価値を全くおいていない女性は、小声で「主婦です」とか「母です」とか言って自己紹介するかもしれません。 その女性は、主婦であることや母親であることに、ひそかにマイナスの自己評価を持っていると言ってよいでしょう。 自分の子どもが有名校の生徒で成績がよかったりすると、「誰々の母です」と言って自己紹介するかもしれませんし、 自分の夫が有名な会社の社長だったりすると、「誰々の妻です」と言って自己紹介するかもしれません。 こういうような場合には、自分の子どもや夫の社会的評価がそのままその子の親であり、 その夫の妻である女性の、自己評価になっていると言ってもよいでしょう。 このように、所属している社会集団やその集団内で占めている位置やその集団内で果たしている役目などによって自己評価する試みは、 社会的条件に基づく自己評価であると言うことができるでしょう。 このほかにも、社会的条件としては、学歴や資産や人脈など数えあげればきりがありません。 したがって、社会的条件に基づく自己評価の試みも、きりがないと言ってよいでしょう。 このような社会的条件に基づく自己評価の試みを、社会的自己評価と呼ぶことにしましょう。 つづく・・・ 次回は「さまざまな自己評価」つづきをお送りいたします。 どうぞ、お楽しみに! ********************************** 【閉じる】 |
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