セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 40 号 2008年 11月 1日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

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連載になっております。興味のある方は、バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。
   1〜22号   「自分の心に出会える本」より
   23号〜    「自己形成学の創造」より
   32号〜 新連載「セルフ・カウンセリングの方法」より

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人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、いろいろな経験をします。
そして、その経験を通して、「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいうその人なりのモノサシを形作っていきます。

自分の生い立ちを振り返ることによって、無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、 そのとらわれから自由になっていく方法を自己形成史分析といいます。

セルフ・カウンセリングという方法は、このような、自己形成史分析という自己探求の方法が基礎になっています。

☆★☆セルフ・カウンセリングとは?☆★☆

セルフ・カウンセリングでは、自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。
家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。
テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、相手がいない場面も大切な題材になります。
もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。
専門知識も必要ありません。
自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、時間の順にそのまま書くと、リポートになります。
まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。
その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。
そして、相手の気持ちがわかります。
そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、心を通わせてゆくための知恵が生まれます。
人間関係のすべてに共通する心のからくりを、自分の経験を通して学ぶことができます。

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第32号より、セルフ・カウンセリングのプログラムに取り組み、 新たな自己発見をした方々の、体験談を紹介していきます。

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「セルフ・カウンセリングの方法」 渡辺康麿著 より抜粋
(vol . 9 )

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ー セルフ・カウンセリング ケーススタディ 5 ー
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タイトル「仲間はずれになるのが怖い」   [女性・24歳]
        ( ケーススタディ5 − 前半 )

【研究動機】

一年前、同期の中で私だけ、普通の事務職から管理職人事へと抜擢されました。
仕事がとても忙しくなり、これまでのように同期の友人たちと一緒にお昼に行く時間もないほどです。
会社の役員の方とも親しくなり、励ましてくださる方もたくさんいます。
けれど、一部には「女がしゃしゃりでてきた」と、私のことをよく思わない人もいます。
バカにされるものか! と、私はガンバって働きました。
そんな中で、やっぱり一番の息ぬきは同期の友人たちと過ごすランチタイムでのおしゃべりだったのです。
管理職の仕事がどんなに目まぐるしく忙しいか、機密事項にはどんなに口うるさく注意を受けるか、 私は折に触れて、夢中になってみんなに話をしました。
みんな、私の話に真剣に聞き入ってくれました。
でも、そんなのは初めのうちだけでした。
私の話を聞くみんなの態度が、だんだん真剣味が薄れてきたような気がするのです。
私ばっかりしゃべって、みんなムッとしてるのかな? と不安になりました。
そんなとき、どうしても口をはさみたくなるような場面がありました。
そこで私が発言したところ、私一人、完全に浮いちゃっているという感じになってしまったのです。
今までにも、私だけみんなから浮いているみたいな印象を受けた場面はありました。
私が言葉を発したとたん、みんな急にシラ〜ッと黙りこんでしまったりとか。
そのたびに私は、「まさか。私の思い過ごしだ」と、心の中で不安を打ち消していました。
「なんで?
どうして? 
私一人が抜擢されたから? 
みんなひがんでいるの?」
頭はパニック。
どうしたらいいのか、考えることもできません。

【場面説明】

日時: ○月○日 昼食時
場所: 社員食堂
登場人物: A子(女性、24歳)
      B子(女性、23歳)
      C子(女性、23歳)
      私(24歳)

【場面記述】

A子は「岡ブーがさー、私のこと『席はずしてる時間が長すぎる』なんて言うんだよー。
チョームカつくんだよ、あいつー。
あんとき、コピー機が紙づまりしてたのにさ。
もう、だぁーいッキライ! 
私のこと監視してんだよあいつ」と言った。

私は〈えっ。
岡田部長そんな人じゃないよ。
女性の仕事の配分とか、あんなに心を砕いてくださっているのに。
『岡ブー』なんて呼ばないでほしい。
岡田部長は悪くない。
A子がふだんからサボッているからでしょ。
そういう人使うのって、上の人はたいへんなんだからね。
ちょっとは、わかってほしい〉と思った。

私は「コピーが紙づまりしてたんです、って言えばいいのに。
岡田部長ならわかってくれるよ」と言った。

A子は下を向いていた。

私は〈A子どうしたのかな? 
まさか泣いちゃうってことはないわよね? 
やだー。
困るー。
私はやさしく言ったのに。
いや、泣くって感じでもないな。
まさか怒ってんの?
なんでよ。
怒ったなら怒ったで、何で怒ったのか、それくらい説明すればいいでしょ。
文句タレるか、すねるかばっかりなんだから〉と思った。

B子はA子に「きみよの前で、エライ人の悪口言うなって」と言って、チラッと私の方を見た。

私は〈えっ。
何その言い方。
仲間はずれにされてるみたいでヤダ〉と思った。
話題は昨夜のドラマの話に変わった。

C子は「あすなろ白書、見たー?」と言った。

私は〈よし。
『あすなろ白書』は、ちゃんとビデオで見たぞ。
ぜったい話題になるって思ってたんだ〉と思った。

B子は「見てなーい。
好きな人、出てないもん」と言った。

私は、「見た見た。
なるみってヤな女だと思わない?
私、星華のほうが好きだなー」と言った。

私は〈誰か、『私も』って言ってくれないかな〉と思った。

A子は「私は、なるみのほうが好きー!」と言った。

私は〈えーっ。
A子、ひょっとして私につっかかってるの?
やっぱりさっきのこと、根にもってたりして?
ヤだなー。
ここで気まずくならないようにしなきゃ。
気まずくなったら、私、仲間はずれになっちゃう〉と思った。

私は「なるみも、いいときあるよねー。
顔はカワイイと思うな。
あーゆー性格は、そーゆー原作なんだからしかたないよね」と言った。

私は〈誰かなんか言って!
私の言葉に返事をしてよ。
どうして何も言ってくれないの?
やっぱりB子もC子も、私に敵意をもってるの?
なんでよ。
私、何か悪いことした?〉と思った。

【場面洞察をして】

☆★☆うわっつらだけのやさしさだった☆★☆

この記述の一文一文を、私は洞察してみました。
A子が岡田部長の悪口を言ったあと、私はA子に対して、心の中で“責める感じ”をもっています。

以下、次号(ケーススタディ5ー後半)に つづく・・・

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