セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
第 14 号 2007年 9月 20日
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

連載になっておりますので、初めての方は、バックナンバー第1号からお読みいただくとわかりやすいと思います。

************************************

「心っていったい何だろう・・・?」

こんな思いを抱いた、猫のミケと犬のゴンは、「自分の心に出会える本」という書物をみつけました。
それを読み解いていく二人。果たして、二人は“自分の心”に出会うことができるのでしょうか?


/////////////////////////////////////////////////////////////////////

「自分の心に出会える本」  渡辺康麿著  より抜粋
(vol 14)

☆★☆ セルフ・カウンセリングって、なぁに? ☆★☆

クマ:

過去のこと想起するのも、未来のことを予想するのも、今ここにいる自分が、 何かを思い起こしたり、何かを思い描いたりしていることだよね。

心というのは、今、どこで、それが過去のことであれ、未来のことであれ、何かについて思っていることなのだから、 セルフ・カウンセリングというのは、それをそのまんま紙の上に書き表わしてみるという試みなんだ。

ゴン:

そうかぁ。

・・・・・・ところで、相手がいなかったり、会話がなかった場面でも、いいんでしょうか。

クマ:

もちろん。

一人で考えごとをしていたときのことでも、新聞や雑誌を読んでいたり、テレビを見たりしていたときのことでもいいんだよ。

自分が経験した日常生活の場面なら、嬉しかったことでも、悲しかったことでも、 楽しかったことでも、悔しかったことでも、どんな出来事でも、一つの場面として書くことができるんだよ。

ゴン:

文を書くってなると、書くのが苦手な人はやっぱり困るんじゃないでしょうか。

クマ:

セルフ・カウンセリングは、自分が見たこと、聞いたことや、自分が思ったこと、 言ったこと、したことを、そのまま、書いていけばいいんだ。

飾ることも省くこともしないで。

たとえば、先輩は「そのまま書けばいいんだ」と言った。 私は〈そんなこと言われたって上手に書けないわ〉と思った。というようにね。

ゴン:

凝った表現をする必要はないんですね。

クマ:

そうそう。

マンガのフキダシの中みたいに、口に出して言ったことと、心の中で思ったこととを書けばいいんだ。

ミケ:

それだったら、試しにやってみたいわ。

最近、とっても気になっていることがあるの。

職場でのことなんだけど。

クマ:

じゃあ、さっそく一緒にやってみよう。

セルフ・カウンセリングには、誰でも自分で自分の心を見つめられるための用紙があるんだ。

この用紙に書くときは、具体的に書くために、ルールがあるんだよ。

書き方のルールにそって書き表わしていけば、目には見えない心が見えてくるんだよ。

おわり

ゴンとミケの自分探しの旅はこれで終わります。

セルフカウンセリングのやり方など詳しくお知りになりたい方は下記の事務局までご連絡ください。

次回からはセルフカウンセリングを実際にやった方の体験談をお送りいたします。


*****自分の心に出会える本 ・むすびにかえて  渡辺康麿*****

私たちは、すべてのものが激動する転換期のただなかで生きています。

今まで私たちが何となくよりどころとしてきたものが、もはや、よりどころではなくなってきました。

今まで、私たちが信じてきたものが、信じられなくなってきました。

私たちが"よい"としてきた価値基準が、今、崩れ去っています。

しかし、みんなが認めるような価値基準は、まだ、生まれてはきていないのです。

このように目まぐるしく変化する状況の中で、私たちの誰もが、心の奥底に漠然とした不安感を抱いているのではないでしょうか。

私たちは、これまでの自分自身の生き方を、これでいいのだ、と言いきることが できなくなっているのではないでしょうか。

私たちは、漠然とした不安感におそわれると、 私たちを不安から救い出してくれそうに思えるものには、それが何であれ、吸いよせられてしまいます。

しかし、このようなときこそ、私たちは、ちょっとたち止まって、現実をしっかりと見すえる必要があるのではないでしょうか。

私たちの不安の奥には、いったい、何がひそんでいるのでしょうか。

その不安の奥には、私たちが自覚することができずにいる葛藤がひそんでいる、と私は考えています。

私たちは、まわりの人たちとのあいだに、さまざまな葛藤を抱えて生きています。

しかし、それだけではありません。

私たちは、自分自身のうちにも、さまざまな無意識的な葛藤を抱えて生きているのです。

私たちは、生きているということ、そのことによって、過去の無意識という領域のうちに、葛藤をため込んでいるのです。

とすると、私たちの最初の出発点は、このような無意識な葛藤としっかり向き合うことではないでしょうか。

そして、その不安から自由になるために、今まで知らず知らずのうちに積み重ねてきた さまざまな感情や欲求の葛藤に、一つずつ明確な表現を与えていくことではないでしょうか。

そうしないかぎり、私たちは、無意識的な葛藤からくる不安に駆られ、 自分自身をふり返ることなく行動してしまうのではないでしょうか。

セルフカウンセリングの方法にもとづき、自分の心の葛藤と向き合って、それをリアルに書き表わし、読み返していくと、 葛藤をすぐに解決することはできなくとも、私たちの心は落ちついてきます。

心が落ちつくと、自分の抱えているさまざまな葛藤を自覚できるようになります。

すると、〈あぁ、こういうふうに葛藤していたんだなぁ〉と、自分の葛藤を受容することができます。

そのときから、私たちの心の内側で、本当の問題解決に向けての積極的な努力がはじまります。

やがて、時が満ちると・・・不思議なことに、思わぬ仕方で、葛藤の解決が可能になってくるのです。

このように、葛藤から逃れるのではなく、 葛藤を受け止めて、新しい道を創り出していくことを、私は「葛藤の創造的解決」と呼んでいます。

人生は、葛藤解決の連続です。

私たちが自分で自分の葛藤を見つけ出し、自分の解決策を創り出し、その解決策の一つを自分で選びとり、 それを思いきってやってみて、その結果を自分が引き受けるということを積み重ねていくならば、 自分の人生が、ほかの誰でもない自分の人生となっていくでしょう。

自分の人生に、ほかの人と比べることのできない、かけがえのない意味を発見することができるでしょう。

この本を読まれたすべての方が、自分の心を再発見し、他者の心を再発見することによって、 かけがえのない自分の人生をより創造的に生きられるようになることを、私は願ってやみません。

この本をお読みになって、ご自分でもセルフカウンセリングをしてみようと思うけど 学び方がわからないというときには、生涯学習セルフカウンセリング学会事務局までお問い合せください。

また、セルフカウンセリングコースを修了すると、他者理解を深める、講師養成コースに進むこともできます。

講師養成コースを修了すると、審査を受けて、指導会員になることができます。

指導会員になると、生涯学習セルフカウンセリング学会認定のセルフカウンセリング講師として、 ボランティア活動をすることができます。

詳しくは学会事務局までご連絡ください。

**********************************

【閉じる】

Copyright©セルフ・カウンセリング学会/渡辺康麿
「セルフ・カウンセリング®」は登録商標です。