セルフ・カウンセリング
自分の心に出会えるメルマガ


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セルフ・カウンセリング
♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪
( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!)
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第 2 号  2007 年 4 月 20 日
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みなさん、こんにちは。

「セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪」をお読みいただきありがとうございます。

みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を耳にしたことがおありですか?
これは、渡辺康麿氏が創案した、書いて読む、一人で出来る自己発見法です。

私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、 同氏の著書を連載することにいたしました。

楽しくお読みいただけたら幸いです。

連載になっておりますので、初めての方は、バックナンバー第1号からお読みいただくとわかりやすいと思います。

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「心っていったい何だろう・・・?」

こんな思いを抱いた、猫のミケと犬のゴンは、「自分の心に出会える本」という書物をみつけました。
それを読み解いていく二人。果たして、二人は“自分の心”に出会うことができるのでしょうか?


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「自分の心に出会える本」  渡辺康麿著  より抜粋  (vol 2)


第1章 自分の心って何だろう?

心っていったい何なんだろう・・・・・。

こんな思いを抱いてミケとゴンの二人は出会いました。
二人にとって、心について知る手がかりといえば、ゴンがここまでくる途中で見つけ出した一冊の書物だけでした。

そこで、二人は、そこに書いてあることを、少しずつ、一緒に読み解いていくことにしたのでした。

ゴン:

自分の心なんて、自分でわかっていると、僕は思っていました。
適当なところで割り切って、けっこう器用に生きているつもりでした。
でも、ある日、それは単に、そう思いたかっただけだった、と思い知らされました。
それで、心ということに興味をもったのです。

ミケ:

私は、いつも、わりと自由気ままに生きてきたと思うけど、自分の心がわからなくて悩んでばかりでした。
内心では、すっごくワガママでマイペースなくせに、人前ではいい子ちゃんになろうとして、いい顔しちゃう自分。
ずっと、自分の心を知りたい、と思っていました。

(1)意識って、なぁに?

ミケ:

友達が、「もう、自分の心がわからない!」って言っているの。
でも、そもそも"心"って、いったい何なのかしら....?

ゴン:

うーん。
僕もよく自分の心がわからなくなるよ。
心って何なのかってあらためて聞かれたら、これだっていう、はっきりとした答えはもっていないな。

ミケ:

心は、マンガなんかではよく、胸の当たりにハートの形で描かれているわよね。

ゴン:

でも、胸を開けてもハートの形をした心ってものが出てくるわけじゃなし....。

ミケ: でも、心ってたしかにあるのよ。
たとえば、「心が痛む」っていう感じを思い出してみると、心がチクチクと痛んでいる感じがするもの。
ズキンと痛む感じがするときだってあるわ。

ゴン:

僕の場合、自分の中で、口に出して言わなくても、何かしら次々思っているんだ。
その思いの流れが、僕の心みたいに思うよ。

ミケ:

そういう、自分の中にあって、だけど、ほかの人からは見えない、思ったり、感じたりが、"心”なんじゃない?

ゴン:

そうだね。
ここからは、この本を読んでいこうよ。


*****心とは意識の流れである*****

私たちは、心というものを、固定的なものとしてとらえがちです。
でも、心というのは、何らかの実態ではないのです。
私たちは、さまざまなことを、言ったり、したりしながら生きています。
私たちがしたことは、ほかの人の目に見え、私たちが言ったことは、ほかの人の耳に聞こえます。
しかし、それだけではありません。
私たちは、さまざまなことを、感じたり、思ったり、考えたりしながら生きています。
私たちが、感じたり、思ったり、考えたりしたことは、ほかの人にはわかりません。
このような、外側には現れない内面の意識の流れが、私たちの心なのです。

ゴン:

心って、自分だけが知っている、感じたり、思ったり、考えたりという意識のことだったんだね。

ミケ:

意識は流れているのね。
ほんとに、感じたり、思ったり、考えたりしていることって、次々変わっていくわ。
歩いているときだって、景色がきれいだなと思った直後に、今度は、どこでお昼にしようかな、 なんて考えていたりするもの。

ゴン:

うん。
意識の流れが止まるってことは、ないんじゃないかな。

ミケ:

友だちと街を歩いていたときなんだけど、私の目には、洋服屋さんばっかりが飛び込んでくるのに、友だちの目には、 食べ物屋さんばかりが入ってくるらしいの。

ゴン:

そうだね。
同じものを見ているようでいて、同じものを見ていないってこと、あるよね。

ミケ:

そうなのよ。
同じ洋服でも、私は、まずデザインが気になるわ。
友だちは、その洋服のブランド名が気になるようなの。
ほかの友だちは、値段がとても気になる見たい。

ゴン:

みんな、目に入ってくるものが違うんだね。

つづく・・・

〜★〜 編集後記 〜★〜

”心”って「意識の流れ」だったんですね。
誰かと一緒に同じものを見ていても、決して同じように見ている(考えている)わけではない ということが、よくわかりました。

次回は「意識は何かに向かっている。」
「意識は何かを照らし出す。」
「意識は何かを選び出す。」をお送りいたします。

どうぞ、お楽しみに!
皆様のご意見ご感想をお待ちしております。

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