■開催日時:2024年12月04日(水) 10:30〜16:30
■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
■定員:30名
■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、44,400円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】
■主催:(株)R&D支援センター
■講師:ザッツ ブレイン 矢島 良彦 氏
【個人経歴】
元セイコーエプソン(株)液晶表示事業、半導体事業、品質保証推進室、生産技術開発本部、等に
在籍し、一貫してクリーン化技術関連業務を担当。全社クリーン化技術活動を牽引。
国内外事業所、海外現地法人のクリーン化支援、人材育成、啓蒙活動を長期間担当(1983〜2011年)
全社クリーン化技術専門部会リーダー:5期、全社クリーン化技術推進部会サブリーダー:6期 歴任
日本空気清浄協会 JIS標準作成専門委員会に参画 (2005〜2006年度)
現在:クリーン化技術コンサルタント:ザッツ ブレイン 代表(2011/6/21起業〜現在に至る)
NCC(株)生産環境クリーン化事業部 チーフコーディネーター
日本空気清浄協会 個人会員
元シーズシー(有)技術顧問
【保有資格 等】
・危険物取り扱い主任者 乙4・6類
・公害防止管理者 水質2種
・有機溶剤取り扱い作業主任者
・特定化学物質取り扱い作業主任者
・ESDコーディネーター資格取得
(RCJ:日本電子部品信頼性センター主催 2003年06月 ESDC-01-0245)
・中国語検定**級合格
・監督士
■受講対象・レベル:
(1) クリーンルーム環境での、製造業務に携わり2〜3年の若手エンジニアや新人の方
(2) クリーンルーム環境での、製造に携わり、現場キーマンをめざす方、中堅、新人の方
(3) これから異物対策に携わる管理・監督者の方
(4) ゴミ・異物不良でお困りの方
(5) ゴミ・異物を嫌う、ものづくり環境の構築に取組む方
■必要な予備知識:
(1) この講義を受講のために、事前知識や準備は必要ありません。
(2) 初心者・新人の皆さんにも理解できるように、資料にも工夫しております。
(3) 実際の写真や動画を随所に挿入し、分かり易く解説致します。
(4) 現在抱える課題・疑問等あれば、事前もしくは当日ご紹介いただければ、講義の中で事例研究
として展開させていただきます。
■習得できる知識:
(1) クリーンルーム環境の管理手法と実務(清掃のあり方、方法)
(2) ゴミ・異物の見える化手法と粗大粒子の捉え方と数値管理手法
(3) 防塵衣のあり方と管理、防塵衣の選定方法 等
(4) ゴミ・異物対策を進める上での静電気対策の考え方
(5) その他(クリーン化技術全般に渡る知識、事例紹介)
■趣旨:
「クリーンルームは管理無ければ只の箱」と言われます。その管理の基本『クリーン化の四原則』
を明確にし、対象となるエリア「加工点」「保管場所」「搬送系」の3点を対象に、清掃を含めて、
いかに効率的にかつ効果的な管理を行うのかを、いくつかあるクリーンルームの形態毎に、不良に
つながる可能性状態を動画や写真でご紹介し、効果的な管理につながる手法を明らかにして行きます。
「クリーンルーム環境で製造をしていても、異物不良が発生して困っています。」
「クリーン度の数値は規格内にあり問題ないのに、異物不良が多発して悩んでいます。」
こうした声を多く聞く様になりました。
これは、自工程で不良につながる粒子径や様態を確実に掴んでいないこと。また、パーティクル
カウンターに頼った微粒子管理を優先していることが、要因として考えられます。5〜10〜100μmと
言った『粗大粒子』にも着目し、ゴミ・異物の見える化手法やパーティクルカウンターでは、計測し
難い粒径や様態の検出手法、数値管理方法を述べて参ります。また、ゴミ・異物管理〜対策において
避けて通れない「静電気」にも目を向けて管理手法・対策手法を明らかにして参ります。
現場に戻り即役立つ情報・技術・管理手法等を分かりやすく解説致します。ご質問や疑問点がある
ときは、質疑応答時間若しくは 終了後メールにてお寄せください。多くのご質問をお待ちしており
ます。一緒に考えて解決して行きましょう。
■プログラム:
1.クリーンルームにおけるゴミ・異物対策の基礎知識
1-1 なぜ、クリーン化が求められるのでしょうか。
1-2 クリーンルームの導入効果とは
1-3 加速するクリーン化の要求
1-4 ものづくり環境はどうあるべきなのか。
:良い清浄環境とは?良い製造環境とは?
1-5 クリーンルームの目的とは
1-6 クリーンルームの活用事例
1-7 クリーンルームの分類
1-8 クリーンルームのはじまり〜歴史
1-9 クリーンルームの定義
1-10 クリーンルーム環境の留意点
1-11 クリーンルームの方式と特徴
1-12 2つの清浄化メカニズム
1-13 HEPA/ULPAフィルターとは
1-14 エアーフィルターの捕集原理と捕集効率
1-15 なぜ、クリーン化四原則なのか
1-16 クリーン度の表し方/クラス比較
1-17 クリーンルームの日常管理 等
2.クリーンルームの清掃と見える化機器の活用管理
2-1 クリーン化における清掃は技術として捉えよう
2-2 この差ってなんですか?:掃除と清掃の違いって分かりますか。
2-3 クリーンルームの清掃の目的と意義
2-4 「3つ」の管理POINTと標準化:いつ?誰が?どうやって?
2-5 生産環境における清浄化対象箇所とは
2-6 清掃はいつやるのが良いのか? :始業時?終業時?昼休み前後?
2-7 クリーン化の四原則における清掃の位置付け:除去/排除する
2-8 清浄化の重点箇所と留意点:加工点/保管場所/搬送系
2-9 「見える化機器」の活用法
2-10 なぜ、見える化が必要なのか
2-11 気流の可視化も重要。:浮遊異物は気流によって運ばれる。
2-12 クリーンルームの清掃方法
(1)清掃作業員の適正化も大切
(2)清掃方法の分類と方法:日常/定期/特別と言う捉え
(3)清掃方法に関する留意事項:清掃し易い環境をつくる
(4)清掃の手順はどうするのか。
(5)清掃資材の汚れ状態も確認しよう
(6)清掃用具類のあり方
(7)清掃方法の効果と比較
(8)静電気による粒子付着に対する清掃POINT
(9)粘着マットの剥がし方にも注意を! 等
3. 防塵衣の管理と身近な発塵源と発塵対策
3-1 なぜ、防塵衣を着るのでしょうか。
3-2 防塵衣の適正化に取組む各メーカー
3-3 人間の動作と発塵量
3-4 クリーンルーム内のゴミ・異物の割合は?
3-5 皮膚からの発塵の抑制の考え方
3-6 防塵衣に求められる性能
3-7 織り込み導電繊維の効果って知ってますか。
3-8 防塵衣の性能を発揮するには?
3-9 防塵衣着用時の発塵機構を知ろう。
3-10 動作発塵評価方法と評価事例ご紹介
3-11 ポンピング発塵データご紹介
3-12 評価環境と機器類とは
3-13 防塵衣クリーニングのあり方:専用クリーニングとは
3-14 身近な発塵源と発塵対策:粗大粒子の捉え
(1)身近な発塵源の状況可視化:動画でご紹介
(2)クリーンルーム内で使用する資材の評価と評価方法/データ
(3)粗大粒子と言う捉え
(4)クリーンルームの中には、5μm以上の異物はないのでしょうか。
(5)自工程で不良につながる異物粒径を知ろう
(6)粗大粒子による影響が大きい現実
(7)粗大粒子が原因となった不良事例ご紹介
(8)JISによる粒子の分類と定義
(9)微粒子と粗大粒子の挙動/振る舞いの違いとは
(10)気中パーティクルカウンターの特性
(11)パーティクルカウンターの吸引量による違いを知ろう
(12)ゴミ・異物の大きさと挙動の認識(鉄1kgと綿1kgどっちが重い?)
(13)粗大粒子対策は換気回数を上げても、減少しない。
(14)粗大粒子は見える化出来る!
(15)粗大粒子の見える化から数値化/数値管理法
(16)ISO-14644シリーズ規格
(17)ISO-14644-9表面清浄度規格:SCP規格
(18)ISO準拠 粗大粒子測定器:落下塵カウンターの概要 等
4. クリーン化・異物対策における静電気対策の基礎と実践
4-0 なぜ、クリーン化において、なぜ静電気に注力しなければいけないのか?
4-1 電気とは・・・(動電気/静電気)
4-2 静電気の基本(静電気の発生と静電気要因不良)
4-3 静電気対策方法:考え方
4-4 イオナイザーの種類と特性:選択ミスは不良につながる。
4-5 除電のメカニズム
4-6 イオナイザー使用時の注意点
4-7 作業環境(湿度)と静電気の発生
4-8 静電気対策は、費用が掛かる?
4-9 静電気対策事例:良い事例/悪い事例:対策方法事例紹介
4-10 後戻りしない対策のあり方、具体的ポイント、まとめ
【質疑応答】
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