■日時:2024年12月20日(金) 10:30〜16:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:49,500円(税込、テキスト費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
ソフトマターデザインラボ合同会社 代表社員
(元東亞合成株式会社 名古屋クリエイシオR&Dセンター)
佐々木 裕 氏
■講演主旨:
我々の身の回りの材料の大半は流れるという性質を持っています。当然、それぞれの材料ごとに
流れ易さは異なりますが、非常に長い時間をかければ岩や大地も流れていきます。その流れるものを
測る学問がレオロジーです。レオロジーの本質をきちんと理解することで、各種の材料の違いを
明確に区別する方法がイメージでき、材料設計のポイントもわかってきます。
本セミナーは、レオロジーを実践的に使いこなすためのベースとなる基本的な事項を実感として
理解し、材料の持つ「流動と弾性」という二面性をイメージとして持てるようになることを目指します。
これらの理解を深めることで、液状材料の流動特性の違いの理由や、高分子材料の力学特性の設計
方法の指針を身につけることができ、開発への展開の第一歩が踏み出せるものと期待しています。
本セミナーでは、以下のような方々を想定しています。
・レオロジーが何の役に立つのかを理解したい方
・レオロジー測定はやっているけどどういう意味かよくわからない方
・知識としてこの技術を理解しようとしている方(上記以外の方々)
■習得できる知識:
本セミナーでは、以下のような事項を図解しながら平易に解説して、直感的な理解を目指します。
〇レオロジーとは何なのか?
・刺激を与えて応答を測ること
・物質の本質は流れる。
・流れやすさを決めるものは?
〇材料の違いを理解する。
・材料の熱特性の成り立ちがわかる。
・材料の強さの原因がわかる。
■プログラム:
1.はじめに
i.レオロジーとは?
ii.会社の仕事とレオロジー
iii.人の感覚とレオロジー
iv.レオロジーを理解するために
2.レオロジーを始める前に、
i.数学的な事項の確認から
ii.物理的に考えるときに必要となること
3.レオロジーのはじめの一歩
i.レオロジーのはじめの一歩
ii.弾性体の力学的な刺激と応答
iii.力学モデルについて
4.物質の物理を理解するために
i.レオロジーで扱う関数について
ii.微積分について
iii.物理モデルを物質の物理とつなげるために
5.物理化学として物質を見直すと
i.物質の三態について
ii.流れるということは?
iii.応力の由来は?
6.粘弾性の基礎
i.粘性と弾性についての再確認
ii.粘弾性のモデル化
iii.少しだけ実事象に近づけると
7.全体のまとめ
【質疑応答】
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