■日時:2024年12月05日(木) 13:30〜16:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:38,500円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
■主催:(株)AndTech
■講師:名古屋大学 大学院 工学研究科 界面システム工学研究室 准教授 山本 徹也 氏
■講演主旨:
本セミナーでは、ソープフリー乳化重合法で調製される高分子コロイドの核生成、および粒子成長
過程を原子間力顕微鏡(AFM)により観察した結果を事例に、粒子生成・成長メカニズムについて分子
レベルで解説します。AFMを分析ツールとしての活用方法についての理解と、分子レベルのメカニズムに
従って高分子微粒子の粒子径制御に対する指針を立てることができます。
また、最近開発したスポンジリアクターによるナノ粒子合成の事例を紹介します。これによりナノ
粒子を合成するための反応器の設計方針を立てることができます。高分子微粒子表面でゾル-ゲル反応
を起こせば簡単にシリカシェルを構築することができますし、高分子コアを取り除くことで中空シリカ
ナノ粒子が単分散で得られるようになります。高分子の内部に油溶性開始剤を含ませ、低温加熱すると
中空化することも可能です。この中空高分子微粒子を炭素化した、中空カーボンナノ粒子の合成法に
ついても紹介します。
■習得できる知識:
@ソープフリー乳化重合法で調製される高分子コロイドの核生成
A粒子成長メカニズムの分子レベルの理解
B高分子微粒子の粒子径制御
C複合微粒子、中空微粒子の設計指針
Dナノ粒子合成のための反応器の設計方針
■プログラム:
1. ソープフリー乳化重合法
1-1. 原子間力顕微鏡(AFM)の原理
1-2. 核生成過程のその場観察
1-3. 粒子成長過程のその場観察
1-4. ソープフリー乳化重合系の分子レベルメカニズム
2. 高分子微粒子の粒子径制御法
2-1. 電解質を利用したマイクロ粒子の製造
2-2. 静電相互作用を強化したナノ粒子の製造
2-3. 高分子微粒子ナノサイズ化のためのスポンジリアクター
3. 高分子微粒子の表面形態制御と中空ナノ粒子への応用
3-1. 高分子微粒子表面形態の制御
3-2. 高分子ナノ粒子の中空化
3-3. 高分子微粒子を利用したシリカまたはカーボン中空ナノ粒子の合成
【質疑応答】
※当日以外のアーカイブ視聴をご希望の方は、お申込みの備考欄に『当日以外のアーカイブ視聴希望』を
ご記入ください
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