国産大豆の規格
 
  大豆の入札取引は、青果市場のように買い手が現物を確認して品質等を判断し、入札するものではありません。
  買い手は、売り手からの情報に基づいて作成された入札ロット明細書に示された銘柄と等級等の文字情報を手がかりに入札する仕組みです。
  これらの情報は、検査規格と称されるもので、農産物検査法という法律に基づいて定められています。
  その概略を紹介します。
 
検査規格
  法律に基づく農産物規格規程の内容を示すと以下のとおりです。
  品位は、最低限度(プラスの要素)あるいは最高限度(マイナスの要素)が数値で示されており、平均的にこうだというのではなく、ある事項がその限度をクリアしていない場合は、その等級には該当せず、それより下位の等級等に格付けされます。
  なお、パーセントで示される数値は、小数点1位を四捨五入した値であり、例えば、最高限度が0の場合、0.4%まで許容されるということです。
   
   
  (資料)
  農林水産省ホームページで
ホーム > 食料 > 米と麦 > 米麦の検査 > 農産物検査を行う産地品種銘柄の取扱いについて」
を開くと農産物規格に関する情報が掲載されています。
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/syoryu/kensa/sentaku/index.html
   
検査の実施
  農産物検査は、以前は、国家公務員である食糧事務所(現在の農政事務所)の検査官が行っていましたが、現在は、農林水産大臣の登録を受けた登録検査機関が行っています(農産物検査法)。
  (資料)
  農産物検査法は、インターネットの法令データ提供システムでキーワードに「農産物検査法」と入力するとリストが示され、その中に農産物検査法があるので、クリックすると本文を見ることができます。
  http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/strsearch.cgi
   
大豆の検査結果
  農水省ホームページの「米麦の検査」のページに大豆の検査結果が掲載されています。
  http://www.maff.go.jp/j/soushoku/syoryu/kensa/index.html
   
解説
  大豆の規格及び検査についての農林水産省担当者の解説が(財)日本豆類基金協会(豆類基金)の機関誌である「豆類時報」No.45,46に掲載されており、豆類基金のホームページでみることができます。
  http://www.mame.or.jp/library/zihou.html
 
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