都道府県 | 市区町村名 | 人口 | 標準財政規模 | |||||||
福岡県 | 大木町 | 14,571人 | 2,655,227千円 | |||||||
ホームページアドレス | http://www.town.oki.fukuoka.jp/ | |||||||||
施策名 | 菜の花プロジェクト |
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担当部課名 | 環境課 |
電話番号 | 0944-32-1013 |
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施策の分類 | EGM | 施策の開始年度 | 平成18年度 |
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予算関連 データ |
事業費総額 | 7,000千円 |
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事業期間 | 平成18年度から平成-年度まで |
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補助制度・ 起債制度等 |
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施策の概要 | ||||||||||
1.取り組みに至る背景・経緯・目的 本町では、循環のまちづくりをめざして住民との協働による取り組みを進めている。循環のまちづくりの中心事業として位置付けられるのが、地域に賦存するバイオマス資源の利活用である。本町ではバイオマスタウン構想を策定し実施に向けて取組んでおり、菜の花プロジェクト及び食用廃油のBDF(軽油代替燃料化)は構想に掲げた中心事業のひとつである。食用廃油の分別収集及び燃料化は平成15年度から取組んでいるが、平成18年度おおき循環センター整備を機に燃料化プラントの購入を行い、事業を本格化させる。また、菜の花の栽培や搾油など菜の花プロジェクトは、地域主催で取り組んでおり事業の拡大をめざす。 2.事業内容 BDFは処理困難で掘割の水質汚染の原因となっていた食用廃油を、自動車などの燃料として使用するリサイクルシステムである。食用廃油は現在、地区分別収集の際収集を行っているが、収集量は年間3000リットル程度に過ぎず、住民に十分周知できていない状況である。平成17年度に実施した大木町バイオマス利活用調査によれば、BDFの原料である一般家庭からの食用廃油の排出量を年間16180リットルとしており、食用廃油の収集システムを確立することが課題となっている。一方、菜の花は3ヘクタール程度を作付けし、一部菜種を収穫して菜種油の搾油を行っているが、収穫量は少なく事業化には至っていない。菜の花プロジェクトは菜の花の栽培・菜種の収穫・菜種油の搾油・地域への供給・廃食用油のBDF燃料化まで一連の循環システムであり、住民や農家が幅広く参加することで大きな効果が得られる。菜の花プロジェクトによる循環システムを立ち上げるための今年度の課題は以下のとおりである。 住民や地域が参加した菜の花プロジェクトの運営主体を立ち上げること。 食用廃油の回収システムを確立すること。 BDFプラントを導入し、廃食用油の燃料化を推進すること。 3.事業効果 @菜の花を減反の田んぼに植えることで花のあるまちづくりとしての景観効果 A菜種油を搾油し、地産地消品目また、特産物としての経済効果 B食用廃油を回収することで掘割の水質を守る水質改善効果 CBDF燃料化により、軽油代替燃料として使うことで燃料費削減効果 D軽油代替燃料として使用し、地球温暖化の原因である二酸化炭素削減効果や大気汚染の原因物質である硫黄酸化物の削減効果など環境効果 Eわかりやすい循環モデルとしての学習啓発効果 など、多くの効果が見込める。 4.工夫・苦労した点、課題、課題の克服法など 廃食用油の収集が大きな課題。地域通貨などを組み合わせ、住民が参加しやすい収集システムを創ることが当面の課題となる。また、事業を持続させるためには経済性が欠かせない。 |