調査年度:平成17年度
都道府県 市区町村名 地方公共団体
コード
人口 面積 標準財政規模
北海道 富良野市 012297 25,231人 601km2 7,386百万円
ホームページアドレス http://www.city.furano.hokkaido.jp
施策名 地産地消推進事業
担当部課名 経済部商工観光課 電話番号 0167-39-2312
施策の分類 JK 施策の開始年度 16
予算関連
データ
事業費総額 O1,870千円
事業期間 平成16年度から平成−年度まで
補助制度・
起債制度等
名 称所 管金額(千円)
いきいきふるさと推進事業助成財団法人北海道市町村振興協会870
施策の概要
【背  景】
 農業を中心としている地域にもかかわらず、消費者からは地元農産品を購入できるところが地元に少ないとの声があり、一方、生産者からは地元消費者に自分たちの商品を届けたいという思いがあり、試験的に対面販売をすることや新鮮でおいしい農産品を地元に供給することで、地域の活性化を図りたいと考えた。
 
【目  的】
 農業を基幹産業とする富良野市において、生産者と消費者が共に交流し、安全・安心等の信頼関係を築き上げるために、地産地消事業を推進する。
【事業内容】
 ◎イベントの実施
  ●ファーマーズマーケット試験実施
  ・市街地の中心で生産者自らが対面販売を試み、消費者と交流を深める一方で、生産者としてのやりがいを深めていく。
  ・5月〜10月までの間、19回開催し、1回平均2,200人(延べ37,000人)参加。
  ●ふらのへそ市場
  ・地元農産品の消費拡大と魚食普及を目的として実施している。豊富な品揃えが市民に好評。
  ・公設市場会場にて仲買人組合が5月〜10月の間50回開催し、延べ25,000人。
  ●ふらの広場
  ・JAふらのが駅前倉庫を活用し特産品販売を試験的に実施。7月〜10月
  ●食のコンテストの実施
  ・地元の豊富な食材の利用拡大を図るために、広くオリジナルメニューをつのるイベントとしてコンテストを10月31日に実施。中心市街地のJA倉庫あとを活用し、秋口の観光閑散期に、にぎわいをもたせた。参加108人
  ・コンテスト作品のレシピ集を作成。
 ◎地産地消アンケートの実施
  ・消費者ニーズの実態把握を目的にアンケート調査を9月26日に実施。地産地消の認知度や、ふらの産の購入先、試験実施のファーマーズマーケットについて調査。74枚回収。
 ◎地産地消啓発ホームページの開設
  ホームページにて生産者の紹介を行い、連絡先掲載による販売に繋げた。
 
【効  果】
 ・事業実施により、農作物をはじめとした富良野産のものが、地元消費の拡大に繋がっている。
 ・食農教育の一環として、食のコンテスト作品が学校給食メニューに活用され、小中学生にも地元産の食材の啓発ができた。
 ・ホームページ開設により、地産地消推進事業や生産者を広く周知できている。
 
【苦労した点】
 ・農産物を主とした地産地消推進による地元利用の拡大は、農業地域であるがゆえに限度がある。富良野市は、観光地であることからも加工、調理等での活用増の図り方を今後考えていかなければならない。