須崎市内に太陽光発電施設とバイオマス発電施設を整備し、ここから得られた電力を市内の公共施設等に供給することにより、二酸化炭素の削減に寄与するとともにクリーンエネルギーを活用したまちづくりを目指す。

　須崎市が地元企業や大学と連携して行う産官学連携の地域密着型事業である。

　太陽光発電施設については、現在、一般廃棄物最終処分場内の施設に設置している小規模施設（40ｋｗ）に加え、隣接する処分場跡地（約４０００�u）に施設を建設し、この電力は、不燃物の最終処分に利用する。ゴミの山から得た電力によってゴミを処理するシステムである。

　その他の場所については、公共施設（市役所庁舎、公民館、学校）を中心に設置し、電力供給は公共施設とし、順次民間施設にも導入を進める。

　バイオマス発電施設については、山林から発生する間伐材や林地残材等をチップ化し利用するもので、発生する電力を茗荷栽培（生産高日本一）の照明に使い、エネルギーの地産地消を目指す。