都道府県 | 市区町村名 | 地方公共団体 コード | 人口 | 面積 | 標準財政規模 | |
北海道 | 白老町 | 015784 | 21,909人 | 426km2 | 6,699百万円 | |
ホームページアドレス | http://www.town.shiraoi.hokkaido.jp | |||||
施策名 | 白老港朝市 | |||||
担当部課名 | 産業経済課水産係 | 電話番号 | 0144-82-2121 | |||
施策の分類 | K | 施策の開始年度 | 平成13年度 | |||
予算関連 データ | 事業費総額 | 1,450千円 | ||||
事業期間 | 平成13年度から平成14年度まで | |||||
補助制度・ 起債制度等 | 町補助金 ・平成13年度 750千円 ・平成14年度 500千円 | |||||
施策の概要 | ||||||
1 事業の目的 近年、沿岸水産資源の減少、輸入水産物増大に伴う魚価の低迷などにより、漁家経営は非常に厳しい状況にあります。 そこで、「白老港朝市」は、今日(こんにち)、漁業者が抱える問題を解決する打開策の1つとして、鮮度と漁協ブランドを活かし「元気な漁協、元気な漁師」が「活きのいい魚介類を提供する産直事業」として立ち上げ、地場水産品を地元で消費する=地産地消の定着、販路拡大、魚食普及、漁家の所得向上など水産業の振興を目指すものです。 2 事業の概要 (1)事業主体 白老港朝市事業実行委員会 ※白老漁協、虎杖浜漁協、両漁協の婦人部・青年部、白老町で実行委員会を組織 (2)実施場所 白老漁協白老市場(地方港湾白老港・漁港区) ※荷捌き施設の遊休日(日曜日)を活用して実施 (3)開催回数 平成13年度…3回 平成14年度…4回(朝市3回、夕市1回) (4)開催時期 平成13年度…7月29日、8月26日、9月23日 ※いずれも日曜日 平成14年度…(朝市)7月28日、8月25日、9月22日 ※いずれも日曜日 平成14年度…(夕市)10月26日(土) (5)営業時間 平成13年度…午前7時〜10時までの3時間 平成14年度…(朝市)午前7時〜9時までの2時間 平成14年度…(夕市)午後3時〜5時までの2時間 3 期待される事業効果と今後の展望 @地場水産品を地元を中心とする近隣商圏で消費する「魚の地産地消」の推進 ◇本年8月のアンケート調査では、町外近隣都市からの来客が8割以上を占めており、地産地消の推進で一定の効果を上げています。 A魚食普及・スローフードの推進 ◇朝市では、ほっきご飯の作り方やサラ貝の美味しい食べ方、秋さけの捌き方、イクラの醤油漬けの作り方など、手づくりのレシピやちらしを配布し、魚食の普及を図るための宣伝PRに取り組んでいる。これらの取り組みもあり、特に、消費者に余り馴染みがなく売れ筋ではなかったサラ貝が、今では、朝市の人気商品となっています。 ◇今後は、この白老港朝市と並行して、地元で水揚げされる食材と浜に伝わる郷土料理などの食文化を広く一般消費者にPRする魚食普及・スローフードを推進していく計画です。 B未利用魚や低価格魚介類の付加価値向上、ブランド化 ◇朝市に参加している漁協婦人部では、魚価の安い時作った干物を朝市で販売するという、付加価値向上対策の取り組みも始めています。 C消費者のニーズの把握 ◇朝市を通じて、生産者である漁協婦人部等は、消費者のニーズに敏感に反応し、少量パッケージの商品づくりなど毎回、工夫を続けています。 D漁家経営の安定向上 ◇漁業は、自然を相手にした産業という特性上、水揚げの年変動が大きく、これが漁家経営の不安定要因の1つとなっています。漁家経営の安定を目指すためには、経営の多角化が必要ですが、朝市に参加している漁協婦人部では、今後さらに朝市の回数を増やし充実させていってはどうかという意見も出てきており、今後、漁家経営を支える事業として発展していく可能性を秘めています。 E漁協合併を視野に入れた新しい事業展開の可能性追及 ◇漁協は、平成16年4月合併に向け検討作業をスタートしますが、行政としては、合併後の雇用対策(余剰人員対策)も念頭に置きながら、朝市を漁協が行う販売事業の柱の1つとして育てていきたいと考えています。 |