都道府県 | 市区町村名 | 地方公共団体 コード | 人口 | 面積 | 標準財政規模 | |
岡山県 | 笠岡市 | 332054 | 58,833人 | 136km2 | 14,361百万円 | |
ホームページアドレス | http://www.city.kasaoka.okayama.jp/ | |||||
施策名 | 「電脳笠岡ふるさ島づくり海社(でんのうかさおかふるさとうづくりかいしゃ)」の設立 | |||||
担当部課名 | 企画総務部島おこし海援隊 | 電話番号 | 0865-68-3741 | |||
施策の分類 | EKL | 施策の開始年度 | 平成14年度 | |||
予算関連 データ | 事業費総額 | 9,400千円(平成14年度) | ||||
事業期間 | 平成14年度から昭和−年度まで | |||||
補助制度・ 起債制度等 | 県補助金(フロンティア21活力創出支援事業) 5,600千円 | |||||
施策の概要 | ||||||
1.背景 笠岡諸島は有人離島を7つ持っており、一部離島では全国でも保有する数の最も多い地域である。その人口は3,500人で笠岡市全体人口の5%足らずとなっており年々過疎・高齢化が進んでいる。平成10年に島を元気にする会が発足。7島が連携して島の大運動会を毎年開催し島々の交流が活発化している。行政も平成13年4月に海援隊と名づけた島専属の職員3名を配置し、離島振興を重点課題とし、平成14年3月には島民自ら協議し作り上げた市町村では初めての「離島振興計画」を策定した。その中で島づくりに関しても7島が連携した会社組織的な機構の設立をという要望が強くあり、「島づくり海社」と命名し、島民すべてを社員と位置づけ全員参加の島づくりを目指している。 2.目的 行政主導ではなく島民が自らが考え実行する住民主体の活動の推進と離島という地理的条件を克服する手段としてITを活用し、地域産業の掘り起こし、福祉施策の充実、各種観光事業の推進を目的とする。 3.事業内容 笠岡諸島全体で実施する本社事業と冬島で実施する支社事業を展開。本社本業としては人材育成を目的とした全島民対象の視察研修会や島づくり研修会を実施。また、各島の行事にあわせた体験ツアーや特産品作りを体験するツアーを実施。映画ロケ誘致の実績を活かした「笠岡諸島フイルムコミッション」の立ち上げ、ITを活かしたお買い物システムや特産品の地産地消システムの構築などの事業を展開した。各島では事業分野ごとに部会を設け部会で事業計画を作り上げ自らが考え実践するスタイルを貫いた。 4.効果 島民一人ひとりに島づくり海社の事業への参加を呼びかけ、これまで一部の人で行われた島づくりの活動の裾野が大きく広がり、島民自らの希望により部会に所属し、事業計画を立て実践する方法により島づくり活動が各島で目に見える動きとなり島民の島づくりに関心が深まった。 5.苦労したこと 組織作りにおいて住民全体に参加呼びかけを行い、行政の押し付けではなく、協力者を増やし島民全体で事業を行っているというスタイルづくりに苦労した。また、各支社については補助金を使うという意識から、補助金を借りるという意識に転換し、各支社への補助金については一部を本部に返済する制度をつくるなど、海社の今後の運営資金作りに苦慮している。 |