 
			入社直前に「初心」を整理させる効果
			
			 これから社会人生活に歩み出す皆さんには,新入社員研修,その後のOJT,実務へと進むにつれ,就職活動中に考えていたこと(希望,野心,照れ,不安)など吹き飛んでしまうくらいの忙しい現実が迫り来ることだろう。ゼロからのスタートなのだから,小さなこだわりは捨て,殻を破り,体当たりで目の前の仕事を覚え,貪欲に知識を吸収し,スキルを磨いて,どんどん先に進むしか道はない。 
			 しかし,職場,会社,業界特有の環境に慣れるに従い,いつのまにか忘れてしまうのが「初心」だ。そして,“自分は何でここにいるのだろう?”と迷う瞬間がある日やってくる。なぜか隣の芝生が青く見えたりもする。そんなとき,立ち帰る「初心」があるかどうかは重要なポイントだ。実務に追われる前こそ,その「初心」を整理するいい機会と思われる。 
			 企業や公官庁での研修を数多く手がけ、優秀な幹部人材を育ててきたベテラン人材コンサルタントの本田有明氏は、以下のような15項目からなる『内定者必読バイブル』を開発した。仕事観や人間関係、若いうちに読んでおきたい書籍など、悩み多き若手社員に向けた親切なメッセージが充実している。 
			 
			 
			【シート項目】『内定者必読バイブル』より 
			□ 「天職」というものをどう考えるか 
			□ 今,自分ができることを確認してみよう 
			□ 自分用のチェックリストを作ろう 
			□ 人脈ネットワーク図を描いてみよう 
			□ 挑戦テーマと計画を具体的に描こう 
			□ 「できる人」とはどういう意味か 
			□ 職場で「見習える人」を探そう 
			□ 「かわいげ」のある人を目指そう 
			□ 人間関係は「3謝」に極まる 
			□ 「3まめ人間」を目指そう 
			□ チャレンジ精神が「現在価値」を高める 
			□ 「堅実な生活」を心がけよう 
			□ 「酒のうえの失敗」は許されない 
			□ 自分を育てるための読書 
			□ 20代のうちに読んでおきたい60冊の本 
			 
			 このシートの便利なところは、取り急ぎ、配っておくだけでも効果が見込めることだ。特に内定者研修にまで手の回らない企業は絶好のタイミングでの提供となるだろう。若手社員の場合は、この先いつでも振り返りができるような形で保管しておくのも有効だ。 
			 
			詳しくは ==> 月刊 人事マネジメント 2010年2月号 
			 
			
			HRM Magazine.
			 
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