雪の秘境駅・下智東駅(N) |
鉄道模型KIDAの常連仲間であるY口君から「雪景色のジオラマを作ってほしい」と言われ、ついつい請け負ってしまった。作り始めてから、「しまったなあ」と思ったのですが、約束してしまったのでそうそう撤回はできません。自分用のものなら、「まあ、こんなもんでいいか」というところも、なんとなく手が抜けないのです。終わるまで自分用の工作にも手がつかないという、なんとも厳しい状況でした。
廃駅になった北海道の智東駅のとなりにあると仮定した架空の秘境駅・下智東駅です。(Y口君は北海道の車両を豊富に所有しているのでこういう設定にしました)ダイソーで久々に売っていたディスプレーケース(大)に合わせて作りました。それではぐるっと回ってみましょう。
レールはPECOのフレキ、と言ってもほとんど見えません。雪はモーリンのスノーパウダーを使いました。秘境駅プラットホームは市販品が無いので木とプラバンでフルスクラッチしました。(フレキ、パウダーともペアーハンズ)
積雪がまだそれほど多くなく、ラッセル車が軽くなぞったというイメージです。道路の濡れた感じはスモークグレーという妙な質感の塗料を上から塗ったらテラテラ感が出ました。
駅待合室はKATOのヨ6000(鉄道模型KIDA)を切り貼りして作りました。開口部を平らに塞ぐため、ピッタリサイズのプラバンを切り出さなければならず、なかなか大変な作業でした。煙突や換気筒もプラ棒で作りました。
ミラーはTOMIX路面キットの架線柱を繋いだり削ったりして作りました。鏡面は室内灯キットについていた銀シールです。(路面キット、室内灯キットとも鉄道模型KIDA)
蛍光灯の街灯カバーはランナーを削って形を整えました。 電線は燐青銅線です。張り具合がちょうどいいです。
寄ってみると雪のつぶが大きいのがわかると思います。実際スケールで雪を再現しようとすると真っ白で粒子も見えない状態だと思います。それだと雪に見えないのであえてキラキラするぐらいのものを使用しました。
手前側の丸みは普通だと物の配置が難しいところですが、この場合は雪原の広がりの効果に役立ちました。 |