硫黄鉱山温泉鉄道・その1(Pizza・OO9)

 「2/3畳レイアウト」は遅々として進みません。「とりあえず走らせるレイアウト」は一応の完成を見たのですが、土木作業ばかりやっているとモチベーションが維持できません。


土木作業中のレイアウトは避難時の仮設テントみたいな様相だ

 手っ取り早く別の景色が見たくなってきました。小さいレイアウトを作ることにしました。外国では(日本もかもしれませんが)小型の丸いレイアウトをピザレイアウトと呼ぶそうです。それにしようと決めました。ちなみに小型の正方形のものはピザボックスレイアウトと呼んでいるようです。どうせならちょっと変わった景色を作りたいです。熱水の池を中心に、硫黄を含む沈殿物を収集運搬する鉄道を走らせることにしました。草津の湯畑でやっているような作業です。迷走したマグマが間違ってイギリス方面に細い触手を延ばした結果、奇跡的にソドー島の人知れない山奥に温泉を湧出させた、ということにしました。(こじつけてるなぁ)
 台枠が円形なのでちょっとやっかいです。薄いベニヤを曲げて張り付けます。ビザというより曲げ輪っぱみたいな作業です。さて、いざ取りかかってみると池と線路だけでは、見るからに殺風景です。「う〜ん、やはり採集のためのバケツを吊るす仕掛けなんかが必要だよね〜」とか、「荷台で作業するための足場は…」とか、「出荷するための小屋なんかも必要では」などと言っているうち、またもや「すぐに出来るレイアウト」ではなくなってしまいました。
 もっと早く出来るはずだったのですが。これまた長くなりそうなので途中の状態から紹介することにしました。なんだかこんなのばかりです。トホホ。


中央は熱水の池なので穴をあけて掘り下げています。
掘り下げると、必然的に回りの枠を厚くしなければなりません。
作業過程の都合により水は最後に入れる予定です。


深い湧出穴が二つと、湯面より上に堆積した部分がいくつかあります。
設備は、採集バケツを吊るすクレーンと荷台に行くための足場しか出来ていません。
Nスケールでのストラクチャー作成は、自分には困難と判断し、
OOナローで作ることにしました。


今回はそこで走る車両もセットで作っています。
KATOのミニ客車の動力台車に合わせて木で作っています。
小型の蒸気で、貨物台がついた機関車です。


木の風合を出す為に(もともと木ですが…)ウェザリングをしましたが
単にきたなくなっただけのような気もします。
手すりなどの細いパーツを足すとそれっぽく見えるようになるかも知れません。

 簡単に作るというのは甘かったですね…。 その2に続きます。